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2021/08/27

M1 mac (macOS / AArch64) 用 JDK 17 の Release-Candidate Builds を動かしてみた

Java 17 は2021年9月リリース予定となっています。先立って JDK 17 の Release-Candidate Builds が 2021年8月6日に公開されました。
今回は、M1 mac (macOS / AArch64) 版を動かしてみたので、さらっと手順を紹介します。

2020/08/31

Java 15 そろそろ来ますね

OpenJDK 15 は、Final Release Candidate が出ており、2020/9/15 に GA となる予定です。もう間も無くですね。

どんな機能が入るのか、ざっと紹介しておきます。

2020/05/02

日付処理 - Java - ニューヨークサマータイム判定

JRE がちゃんとアップデートされていて、2007年のサマータイム開始・終了日の変更に対応していれば、これでOK。

Java - Generics のワイルドカードについて

Java 総称型における、型パラメータのワイルドカードを正しく理解しましょう。上限境界、下限境界についても説明します。Capture helper idiom についても触れています。

Java - Proxy でプロパティアクセスログを取る

java.lang.reflect.Proxy は、動的プロキシを生成するためのクラスです。
ここで言うプロキシとは、オブジェクトを包み込むような形で、かつ元のオブジェクトの型を維持したオブジェクトです。プロキシはメソッド呼び出しを代理で一旦受け取り、何らかの処理を追加できます。型は維持されるので、呼び出し元からはプロキシを介していることをあまり意識する必要がありません。

動的プロキシのサンプルとして、getter/setter へのアクセスをロギングするようなプロキシを生成するユーティリティクラスを作ってみました。

Java - 赤ちゃんに動画を見せているときに PC/Mac を操作されるのを防止する

昔 (8年ほど前)、娘に PC で DVD を見せているときに、キーボードをいじってしまっていろんなことが起きるのを防ぐために作成した Babyproof という Java アプリケーションです。
当時は Java 6 の時代で、Windows での使用しか想定していませんでしたが、今回は Java 14 ベースの Mac 版にリライトしてみました。Windows でも動くんじゃないかと思いますが、未確認です。

Java - 割り込み可能な反復処理スレッドを作る

Java にはスレッドに対する割り込み機構があります。
スレッドからスレッドに interrupt シグナルを送って、割り込みたいという意思を伝える仕組みです。しかし、どんなスレッドでも interrupt を送れば割り込める、というような簡単なものではなく、割り込まれる側のスレッドが、interrupt シグナルを受け取ったときの処理を正しく実装していなければ、割り込むことはできません。
具体的には、InterruptedException や Thread.interrupted() のハンドリングを正しく行う必要があります。
今回はサンプルとして、繰り返し処理をし続けるスレッドを割り込み可能として作るためのちょっとした基底クラスを用意しましたので、見ていきたいと思います。

2020/05/01

Java の文字列連結の変遷とベンチマーク

Java で文字列を連結するときは、+ 演算子ではなく StringBuffer や StringBuilder を使え、ということがよく言われてきました。
しかし、そうしなければならない理由や、しなくてもいいケース、あるいは + 演算子の方が良いケースもあることが、正しく理解されていないように思います。ベンチマークも交えて詳しく説明します。

2020/04/30

Java のショートサーキット演算子の評価順序

ショートサーキット演算子 (&&, ||) の結合優先順位は && が先で || が後です。
でも、評価順序はどうなっているのでしょう? a || b && c という式で試してみました。

Java の演算子の処理時間

演算命令1回の処理時間は極めて短かく、タイマの精度よりも大幅に小さいです。1回の処理時間を直接測定することはできません。それを極力正確に測定することを試みました。

AtCoder 用 Java テンプレート (剰余演算編)

I/O編に引き続いて、剰余演算編。
AtCoder では、素数を法とした剰余類環上で答えを出す問題がちょいちょい出るようです。剰余類環の性質を知っているかどうかを試したいというよりは、巨大数計算で困らせたくないという親切心のようなので、よく使う性質はコードテンプレートに入れておこうかと思い、作ってみました。

2020/04/29

AtCoder 用 Java テンプレート (I/O編)

Twitter でなぜか競技プログラミングクラスタにつながったようなので、ちょっと AtCoder をやってみたり。競技プログラミングは初めてです。あ、大昔に SuperCon '95 や PSC 98 に出ましたが、TopCoder 系のは初めて。

ぶっつけ本番でやってみましたが、けっこう難しいし、Java で参戦したんですが、I/O 系のコードがめんどくさい。ちょっとテンプレートを用意してみることにしました。

2020/04/21

Lombok を使って本質的なコーディングに集中しよう

Lombok を使えば、いわゆるボイラープレート (言語仕様上しかたなく書くコード) を減らすことができます。

2020/04/18

Java 9 以降の新機能ピックアップ

最近、現役で現場で Java エンジニアやっている人の話をいくつか聞いていると、Java の機能についての理解が Java 8 までで止まっている人が多い気がしました。Oracle 版の有償化やサポートライフサイクルの変更などの影響で、Java 8 の延長サポートを使っているシステムが多く、Java 9 以降の経験を積んでいる Java エンジニアがあまり増えていないのではないかな、と思っています。

ここでは、Java 9 以降 Java 13 までに追加された機能をいくつか抜粋して紹介したいと思います。
Java 14 についてはこちらの記事をご覧ください。

Java 14 の新機能 (10) - JEP 370: Foreign-Memory Access API (Incubator)

JEP 370: Foreign-Memory Access API (Incubator)

Foreign-Memory Access API とは?

Java プログラムにおいて使用するメモリは、通常ヒープ領域の中から確保されます。ヒープはガーベジコレクタの管理下にあり、オブジェクトの生成に応じて必要なメモリがヒープから割り当てられ、オブジェクトが消滅したメモリはガーベジコレクタによって識別されて未使用ヒープに戻ります。

しかし Java でも、オフヒープメモリ(Off-Heap-Memory) または外部メモリ (Foreign-Memory) と呼ばれる、ガーベジコレクタの管理外のメモリを使用する需要はあり、以前からオフヒープメモリアクセスを行う実装は存在していました。大きく分けて3つの方法があります。

JDK Flight Recorder で物理メモリを監視してみたけど何か変

Java 14 の新機能である、Foreign-Memory Access API の記事を書こうと思い、試しに 4GB のヒープ外メモリを割り当ててアクセスするプログラムを書いてみました。
メモリ確保状況を確認するため Java 14 の JFR Event Stream を使って、jdk.PhysicalMemory を監視してみたのですが、解放が反映される様子がありません。
top コマンドの出力を横に並べてみると、そちらではちゃんと即座に解放されていることが確認できました。その様子を動画に撮ってみました。

2020/04/17

Java 14 の新機能 (9) - JEP 368: Text Blocks (Second Preview)

JEP 368: Text Blocks (Second Preview)

Java 13 での JEP 355: Text Blocks (Preview) を受けて、仕様を修正しての Second Preview です。まだ Preview レベルなので、明示的に有効化しないと使えません。

テキストブロックとは?

テキストブロックとは、複数行に渡る文字列リテラルの記法です。他の言語では、here document とか here string とか raw string とか verbatim とか呼ばれている記法です。

Java 14 の新機能 (8) - JEP 361: Switch Expressions (Standard)

JEP 361: Switch Expressions (Standard)

switch 式が Preview から標準になりました。

Java 14 の新機能 (7) - JEP 359: Records (Preview)

JEP 359: Records (Preview)

record とは

Java 14 から、データを保持するための immutable なクラスを定義するための新しい構文が追加されました。それが record です。
データを保持するために、以下のような性質を持つクラスを定義することは、Java では頻繁にあります。

  • immutable であること
    • コンストラクタでフィールドを全て設定し、フィールドは final
  • 値を取り出すメソッドを持っていること
  • final クラスであること
  • hashCode, equals, toString が適切に定義されていること
とても頻繁に定義するので、IDE で自動生成したり、Lombok のような特殊な仕組みを使ったりしていました。
これからは、record がサポートしてくれます。

JDK 14.0.1 出ました

まだ Java 14 の紹介記事が書き終わってませんが、JDK 14.0.1 が出ました。Oracle JDK も OpenJDK も出ています。