とりあえずビール (Homebrew)
brew を使いますので、インストールしていない方は入れましょう。
pyenv の導入
pyenv を入れることで、複数の python バージョンを同時にインストールした状態で、切り替えて使うことができるようになります。インストールと初期設定
brew install pyenv~/.bashrc に以下のように追記しましょう。
eval "$(pyenv init -)"
python を pyenv の管理下にインストール
pyenv 管理下にインストールできるものは、
pyenv install --listで確認できます。バージョンナンバーだけのものがプレーンな python です。2系と3系の最新を探すなら、
pyenv install --list |grep -v -- '-dev' |grep ' 2.' |tail -1 pyenv install --list |grep -v -- '-dev' |grep ' 3.' |tail -1とすれば見付かると思います。インストールは
pyenv install 2.7.17 pyenv install 3.8.0のように実行します。
使用する python バージョンを設定
pyenv global 3.8.0とすれば、python コマンドは python-3.8.0 に紐付くようになります。
pipenv の導入
pipenv を入れると、python バージョンや pip モジュールの集まりを1つの環境として捉えて、それを切り替えて使うことができるようになります。インストール
pip install --upgrade pip pip install pipenvここまで手順通りに進めている方は pip が古い状態になっていることが多いと思いますので、先立って upgrade をしています。不要なこともあるかと思います。
ここまでで導入は完了です。
pipenv の使い方
pipenv 環境の作り方
環境用のディレクトリを1つ作り、そのディレクトリに対して pipenv コマンドで設定することで、環境が作れます。mkdir ~/projects/hogeenv cd ~/projects/hogeenv pipenv --python 3.8.0
pipenv 環境の切り替え
cd ~/projects/hogeenv pipenv shell
とすることで、当該環境を使う形でサブシェルが起動します (環境名がプロンプトで識別できます)。exit で離脱できます。
pipenv 環境への pip モジュールのインストール
pipenv shell 内で例えばpipenv install mockとすれば、mock モジュールが当該環境にインストールされます。
環境内と環境外で pip list を見てみると、隔離されていることが確認できます。